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「写ルンです」ブーム、人気の理由は?スマホへ転送まで便利な使い方とアクセサリー徹底解説!

目次

レトロなムードの写真が撮れる「写ルンです」が若者を中心に人気

スマートフォンのカメラ機能がどんどん進化し、コンパクトデジカメの売れ行きに影響が出てしまうような世の中ですが、コンビニなどで購入することができる使い捨てフィルムカメラ「写ルンです」がレトロなムードの写真が撮れると若者を中心に非常に人気となっています。
そんな「写ルンです」とはなにか?とどういった理由で今、人気となっているのかを紹介していきます

「写ルンです」ってどんなカメラ?

昔からある使い捨てのインスタントフィルムカメラ

「写ルンです」とは、富士フイルムが1986年(昭和61年)7月1日に販売を開始した使い捨てフィルムカメラです。
わかりやすく「使い捨てフィルムカメラ」と表現しましたが、正しくは「カメラ」ではなく、「レンズ付きフィルム」として販売開始された商品でした。
販売開始から30年以上が経過している昔からある商品で、スマートフォンやカメラ付携帯電話がなかった時代には写真を撮るには高価なカメラを購入する必要があり、手頃な値段で購入することができる「写ルンです」は旅先などで非常に重宝された人気商品でした。

価格も操作も手軽だから手に取りやすい

「写ルンです」はコンセプトが「レンズ付きフィルム」であり、非常に価格が安くなっていることと、操作がフィルムのメモリをまわして、シャッターを押すだけといった誰にでも簡単にできる操作で写真を撮ることができます。

スマホやデジカメのように設定メニューもなにもないため、誰にでもすぐに操作できるという利点が大きく、多くの人がスマホを持つ今でも手に取りやすくなっています。

インスタにも「写ルンです」ブームが来てる!

日常の楽しいヒトコマを切り取って共有するインスタグラムで、最近スマホ写真ではないレトロでオシャレな写真をアップすることが人気になっています。
ハッシュタグ「#写ルンです」で検索すると、多くの投稿を見つけることができるため、驚くことでしょう。

スマホのカメラで撮影したデジタルな写真ではなく、フィルムカメラで撮影したアナログな写真をデジタルのインスタグラムにアップし、共有することでひと味違う写真をアップすることができ、非常に人気が出ているのでしょう。

現在主に流通している写ルンですは2種類

写ルンです シンプルエース スタンダードな「写ルンです」で価格も一番安い

ISO感度400で室内ではフラッシュ推奨

「写ルンです シンプルエース」は2001年から販売されている現行モデルでレトロ感のある初代モデルをデザインに採用しています。
フィルムは27枚撮りでISO感度は400と高くないため、室内撮影時はフラッシュを使ったほうがいいでしょう。

シャッタースピードは1/140秒

シャッタースピードは1/140秒に固定されていて、高速連写やシャッタースピードの変更といった設定の変更は一切できませんが、日常の風景を簡単に切り取るといった意味では絶妙なシャッタースピードに設定されています。

被写体から1m以上離れて撮らないとピンボケする

レンズは固定焦点式で、撮影対象が風景であることもあって、マクロ撮影のような近距離撮影は行えません。
具体的には被写体との距離は1mから無限となっており、1m以内で撮影してしまうとピンボケ写真ができあがってしまいます。”

水に強い写ルンです New Water Proo インスタントカメラなのに防水機能付き!

防水で水深10mまでOK 海や川、プールにはもちろん、雨の日や雪の日でも使える

「写ルンです」は「レンズ付きフィルム」という構造のため、防水という考え方がなく、水場や水中のレジャーには非常に弱いという弱点を抱えていました。

しかし、旅先のレジャーとして水場や水中のレジャーは外すことはできない楽しみであり、「写ルンです」をどう対応させるかという課題への解決策が、「水に強い写ルンです New Waterproof」です。シンプルに「写ルンです」に防水カバーをつけることで、防水機能のない「写ルンです」の防水対策を解決し、水場や水中のレジャーでも気軽に撮影を楽しむことができるようになりました。水深10mまで対応できる防水カバーのため、海中写真まで楽しむことができます

フィルム感のある水中写真が撮れる

フィルムカメラを防水対応にして、水中写真を撮ろうと考えるとかなり準備が必要となりますが、「水に強い写ルンです New Waterproof」は商品自体が防水対応になっているため、手軽にフィルム感のある水中写真が撮れるという利点があります。
万が一、防水カバーが壊れるようなトラブルが発生したとしても、撮った写真がダメになったとしても、フィルムカメラやデジカメと違って金額的な損失は少なく済む点からも安心して水中レジャーを楽しめるでしょう。

シャッタースピードは1/125秒、水中で3m先の被写体まで撮れる

「水に強い写ルンです New Waterproof」のシャッタースピードは1/125秒で、撮影距離は陸上では通常版の「写ルンです」と同じ1mから無限遠、水中では1m~3mとなっています(晴天の日中、澄んだ水の中を想定)。そのため、水中では3m先の被写体まで撮影することができます。

写ルンです1600 Hi・Speed シンプルエースよりも手ブレに強い

ISO感度1600で明るい写真が撮れる

残念ながらメーカーとしては2018年5月をもって生産終了してしまった「写ルンです 1600 Hi・Speed」ですが、ネットショップではまだ取扱っている場合もあるため、紹介しておきます。「写ルンです 1600 Hi・Speed」は「写ルンです」をブレに強くするため、ISO感度を400から4倍の1600に高めた高感度版「写ルンです」となっています。

動きの多い小さなお子さんやスポーツ、ペットの撮影などにも対応することができる「写ルンです」になっています。

シャッタースピードが1/200秒で動きのあるものも撮れる

高感度フィルムだけでなく、シャッタースピードも通常版の「写ルンです」の1/140秒から1/200秒まで高速化していることも手ブレ、被写体ブレに強くなっており、動きのある撮影シーンでも対応しやすくなっています。

撮影距離範囲0.8m~でシンプルエースより被写体に近づける

さらに撮影距離が通常版の「写ルンです」の1mから0.8mに強化されているため、マクロ撮影までは無理ですが、通常版の「写ルンです」より近くの被写体に対して焦点をあわせることができるようになっている点も見逃せません。

限定品の「写ルンです」も人気

写ルンです プレミアムキットⅡ

ハードカバーとストラップ付きでカッコイイ

非常にユニークカツ人気のある限定品の「写ルンです」として、「写ルンです プレミアムキットⅡ」というものがあります。中身は普通の「写ルンです」ですが、「プレミアムキット」ということで、富士フイルムの「KLASSE W」をリスペクトしたデザインの専用カバーがついている商品になっています。

パッと見た感じは「写ルンです」ではなく、普通のフィルムカメラを持っているかのように見え、ショルダストラップまでついているため、「写ルンです」を非常にカッコよく飾ることができます。限定品ということもあり、既にメーカーの生産は終了していますが、ネットショップなどでも人気のある商品になっています。

写ルンです専用ハードカバーBlack ハードカバー単体の限定品

「写ルンです プレミアムキットⅡ」と同時発売された数量限定商品に「写ルンです専用ハードカバーBlack」というものがあります。
こちらは「写ルンです」は同梱されず、専用ハードカバーのみ(ストラップもなし)ですが、引き締まったブラックボディは「写ルンです プレミアムキットⅡ」とは違ったカッコよさがあり、こちらも「写ルンです」を高級カメラのように着飾ることができるアクセサリになっています。

「写ルンです」の購入方法は?

家電量販店、街の写真屋、スーパー、ドラッグストアなどで現物を購入する

「写ルンです」の購入方法はコンビニやスーパーがもっとも手軽な購入店舗となるでしょう。コンビニ、スーパー以外でも街の写真屋さんや家電量販店といったカメラに関わる商売を行っているお店でも必ずといってもいいほど取り扱いがあります。観光地であれば、旅先でのスナップショット需要があるため、お土産物屋さんでも販売されていることが多くなっています。

ネットで通販する

「写ルンです」の購入方法で、コンビニなどの実店舗で現物を購入する以外の方法としては、ネットでの購入が挙げられます。

「写ルンです1600 Hi・Speed」のようなメーカー生産終了品や限定品もネットであれば、価格にプレミアがつく可能性はありますが、購入することができる場合があります。
通常版の「写ルンです」もAmazonや楽天など多くのネットショップで取り扱っているため、インスタ用に購入したいけど、実店舗に行くのが面倒とか時間がない場合、取り扱いのない生産終了品、限定品を購入するのにネットショップは最適な選択肢になるでしょう。

「写ルンです」で写真を撮ろう

1.ダイヤルを回してフィルムを巻き取る

「写ルンです」の撮影ではフィルムカメラであるため、まずフィルムダイヤルを巻き、フィルムのセットを行います。アナログカメラが普通に家庭にあった時代には撮影前に当たり前の操作でしたが、デジタルネイティブの時代では、面食らうかもしれません。

2.フラッシュを点ける場合はスイッチを上げる

次にフラッシュの設定ですが、室内撮影や夜間など暗い場所での撮影ではフラッシュのスイッチを入れる作業が発生します。物理スイッチなのか、タッチパネルかの違いはありますが、フラッシュのスイッチオンはデジタルでも発生するため、作業が必要なことに疑問を持つ方はいないでしょう。

しかし、「写ルンです」の場合、フラッシュのスイッチを入れてすぐにフラッシュが使えるわけではない点は注意が必要です。「写ルンです」のフラッシュはスイッチを入れるとフラッシュ発光の準備を始めるため、すぐには発光できません。発光準備が完了するとフラッシュのランプが点灯するため、ランプの点灯を待って撮影準備が整ったことになります。

3.ファインダーを覗いて被写体を捉え、シャッターを押す

フィルムの巻き上げ、フラッシュの準備が完了したら、「写ルンです」を被写体に向け、ファインダーから被写体をのぞきます。あとはデジタルカメラでも「写ルンです」でも同じで撮りたいと思ったタイミングでシャッターを押すと撮影完了となります。

「写ルンです」で撮った写真をスマホへ転送するには?

全て撮りきってから現像しに行こう

「写ルンです」はフィルムに撮影した画像を焼き付けるため、デジカメのように途中で撮影した画像を確認したり、一部の写真だけ先にプリントアウトということはできません。フィルムが残っていたとしても、現像に出してしまうと残ったフィルムも使用できなくなります。そのため、すべてのフィルムを使い切ってから現像に出すようにしましょう。

データ化はほとんどのカメラ屋、プリントショップでできる

「写ルンです」はデジタルデータではなく、フィルムへの撮影となるため、データ化は難しいと考える方もいるでしょう。

しかし、実際には手軽にデジタルデータにすることができます。それも特定のショップでしかできないというものではなく、「写ルンです」の販売元の富士フィルムがデータ化サービスを提供しているため、多くのカメラ屋やプリントショップで依頼することができるようになっています。

カメラのキタムラの転送サービスが有名だが、ウエダなど独自にやっている写真屋も

カメラのキタムラなどでは、「写ルンです」で撮影したフィルムのデータ化を積極的にアピールしており、フジカラーCDまたはスマホ転送サービスを現像時に申し込めばデータ化できるとホームページでも紹介しています。

他にも様々なショップで富士フィルムのサービスや独自サービスによるデータ化サービスを提供しているため、お近くのプリントショップで気軽に聞いてみるといいでしょう。

データ化してディスクに入れてもらった写真データを自分でスマホに入れる方法も

富士フィルムの「フジカラーCD」を申し込むと現像した写真、フィルムとあわせてデータ化したフジカラーCDが手渡されます。フジカラーCDには写真のインデックスプリントもついてくるため、撮影した写真を一覧で確認できるため非常に便利です。CDに保存されたデータ化された写真はパソコンなどを経由すればスマホにも簡単に転送することができるため、スマホカメラとはひと味違った写真をSNSなどでシェアすることができます。

「写ルンです」のおすすめアクセサリー

エレコム ネックストラップ

「写ルンです」のアクセサリとして便利なのが、限定品のプレミアムキットを除くとエレコムのネックストラップがおすすめです。

「写ルンです」専用のアクセサリというわけではなく、デジカメ用のネックストラップですが、「写ルンです」を首から下げることできるため、両手が自由になるのと、撮りたいときにすぐ「写ルンです」を使うことができます。デジタルカメラと違い、「写ルンです」は非常に軽量なため、首への負担もほとんど感じずに済むのもメリットですね。

紙製のカバーで自分好みにカスタマイズ(雑貨屋などで買う、自作する)

「写ルンです」は、レンズ付きフィルムを紙カバーで覆っている構造であるため、オリジナルの紙製カバーを作るとよりカスタマイズ性、オリジナル性が向上します。
ネットでも「写ルンです」と「紙製カバー」で検索すると様々な作例が見つかりますし、雑貨屋などで気に入った柄の紙を用意し、オリジナルのカバーにするとより「写ルンです」生活を楽しむことができるでしょう。

デジカメやスマホカメラでは撮れない写真を「写ルンです」で撮ってみよう

スマートフォンで気軽に写真を撮れる時代に「写ルンです」は撮影した写真を確認することもできず、撮り直しもできず、プリントショップに現像を依頼し、返却されるまで時間がかかると非常に前時代的なカメラです。

しかし、デジタルカメラの画質に慣れた目には「写ルンです」のアナログな絵作りには非常にレトロ感や味を感じるのも確かな事実と言えます。現像するまで写真の出来、不出来はわからないというのはある意味で宝箱的なワクワク感も楽しめますし、不出来な写真もあるでしょうが、非常に味のある1枚も必ず撮れている「写ルンです」による少し変わったカメラライフを楽しんでみるのはどうでしょうか。間違いなくおすすめできます。