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【メーカー別比較】単焦点レンズの特徴とおススメ紹介!!

「単焦点レンズ」って何?

 誰でもわかる、「単焦点レンズ」解説

単焦点レンズとは一言で言うのであれば、焦点距離を変えることができない交換式レンズのことです。焦点が「単」一であるため焦点距離を変えることができない、つまりはズームをすることができません。スマートフォンのカメラなどでも、基本的にはズームをおすることで画角を変えてアップで撮影を行うことができます。

しかし単焦点レンズにはそのような機能はなく、レンズ固有の焦点距離に固定されています。これだけ聞くと何だか不便に思えてしまう単焦点レンズですが、実は単焦点ならではの魅力も持っているのです。今回はそんな単焦点レンズの魅力を紹介していきます。

「単焦点レンズ」のスゴイところ

とにかく写真が明るい(暗い場所でもいい具合に撮れる)

単焦点レンズで撮影することができる写真の魅力の一つはその明るさです。ズーム機能を持っている一般的なレンズに比べて単焦点レンズはかなり明るい写真を撮影することができます。

なぜそのようなことが可能なのでしょうか。

それを可能にする秘密はレンズの構造にあります。レンズというものは基本的に何枚かのレンズから構成されています。ズームレンズは複数のレンズが組み合わさった複雑な構造をしていますが、これはズームレンズが幅広い焦点距離に対応する必要があるからです。

一方単焦点レンズにはその必要はありません。したがってズームレンズの半分ほどの枚数のレンズで構成されています。レンズが少ないと多くの光を取り込むことができるため、単焦点レンズは明るい写真を撮影することができるのです。

「大きなボケ」が得意(プロ並みの「ボケ」写真が撮れる)

単焦点レンズの強みは大きくボケた写真を撮影することができる点にあります。被写体にはしっかりピントが合っていないながらも背景がボケている写真。これはいかにも一眼レフ「らしい」写真に見えることでしょう。

しかしこのような写真を撮影することは、特に初心者にとってはそれほど簡単なことではありません。ただその理由は単に撮影の技術が未熟であるということだけではなく、レンズの開放F値の大きさも関係しています。

実はこの開放F値が大きければ暗く、小さければ明るく写真が撮れるのです。F値が小さく、明るいレンズほどボケは大きくなります。こうした性質から、単焦点レンズは、一眼レフらしいボケた写真を撮影することができるのです。

 安い

ズームレンズをはじめ特殊な機能を備えたレンズはたくさんのレンズが組み合わさってできており、複雑なつくりをしているため必然的に価格が高騰します。

一方で単焦点レンズは少ないレンズで構成された単純なレンズであるため、他のレンズに比べて安価なのです。先ほど説明したように比較的簡単に大きなボケのある一眼レフらしい本格的な写真を撮影できることとこの価格の手軽さも相まって初心者の方にもおすすめできるレンズです。

 おススメの「単焦点レンズ」メーカー別

Canon APS-C機用 おススメ単焦点レンズ

キャノンのAPS-C機とは、EOS KissシリーズやEOS 80Dなどをはじめとするシリーズに代表される人気機種です。これらのカメラには、APS-C機専用のEF-Sレンズが装着できます。中でもおすすめなのが、EF 50mm F1.8 STM です。まずもっとも注目してほしいのがそのお値段。なんと新品で15000円ほどなのです。

しかしもちろんそこはさすがのCanon、高性能です。解放F値1.8で被写体はくっきり、背景はやわらかなボケを生み出すしっかりと単焦点レンズらしい写真が撮影できます。最短で30㎝弱までピントを合わせることができるので至近距離での撮影にも対応しているのがうれしいところです。

Canon フルサイズ機用 おススメ単焦点レンズ

Canonのフルサイズ機といえば、EOS 1Dx MarkⅡや、EOS 5Dシリーズなど。これらフルサイズ機には、EFレンズのみしか取り付けることができませんので注意が必要です。そこでおすすめの単焦点レンズが、EF50㎜ F1.2L USMです。このレンズの魅力は開放F値が1.2であること。解放F値1.2が作り出すボケ感による表現力は圧倒的。F1.4でも十分に明るくボケのある写真は撮れますが、F1.2は別格です。

CanonのライバルメーカーともいえるNikonにも開放F値1.2のレンズはありますが、こちらはマニュアルフォーカスしかできません。しかしCanonのEF50㎜はオートフォーカスにも対応するハイスペックレンズなのです。

 Nikon APS-C(DXマウント)機用 おススメ単焦点レンズ

NikonのDX機と言えばD3000系やD5000系、D7000系などがあります。こちらはカメラ初心者の方にも定番のシリーズなのでお持ちの方は多いのではないでしょうか。そんなDX機におすすめなのはこのレンズ、単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1,8Gです。

APS~Cサイズの一眼レフカメラの焦点距離は実質1.5倍になるので、こちらは50㎜近くになります。これはいわゆる標準域です。このレンズは安価でありながらも軽さと明るさ、そして高画質を兼ね備えた安定感が魅力です。自信をもってお勧めすることができる抜群の安定性があります。

 Nikon フルサイズ(FXマウント)機用 おススメ単焦点レンズ

Nikonのフルサイズ機と言えばD600系やD700系、D800系などが有名です。上級者向けのフルサイズカメラですが、単焦点レンズでもおすすめのレンズはあります。Nikon 58mm/F1.4です。この58㎜というのは、大口径標準単焦点レンズとして伝統的なサイズで、そのボケ感の良さから人気を集めています。大口径レンズは周辺光量が低下しやすく暗くなりがちですが、このレンズはF1.4の開放絞りによって大口径とは思えない明るさのある写真を撮影することができます。

PENTAX APS-C機用 おススメ単焦点レンズ

PENTAXのAPS-C機と言えばPENTAX KPやK70があります。そこでおすすめなのが、PENTAX 単焦点レンズ DA 35mm F2.4 ALです。こちらのレンズは安価に手に入れることができるいわゆる「撒き餌レンズ」のひとつです。F値はここまで紹介してきたレンズたちには劣りますが、それでもキットのズームレンズよりは格段に明るいのでしっかりとボケ感を楽しむことができます。

しかも重量は124gと非常に軽いので気軽に取り付けることができるのもおすすめのポイントです。「撒き餌レンズ」と侮ることなかれ。高品質を備えるコスパの良いレンズです。

PENTAX フルサイズ機用 おススメ単焦点レンズ

PENTAXのフルサイズ機として人気なのが、K-1シリーズ。そんなK-1シリーズにおすすめなのはこのレンズ。PENTAX 望遠単焦点レンズ FA 77mm F1.8 Limitedです。オートフォーカスモデルのFAシリーズの中でも、ボケ感など写真の質感にこだわったのがLimitedです。F1.8が生み出す絶妙な明るさが、背景をぼんやりと残しながらもボケるというちょうどよいボケ感を作り出すことでPENTAXユーザーから人気を集めています。

また、レンズ鏡筒は今では珍しくなりつつあるアルミ切り出し。この手触りやビジュアルも通好みのユーザーを引き付けている魅力の一つです。

OLYMPUS マイクロフォーサーズ機用 おススメ単焦点レンズ

マイクロフォーサーズとは、センサーサイズの規格の一つです。別名4/3型とも呼ばれ、35㎜換算の焦点距離は2倍です。主なモデルとしてはOM-Dシリーズ、PEN-Fシリーズが人気です。おすすめレンズはOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8です。

こちらはスマートなデザインになっていますのでコンパクトボディのカメラにぴったり。焦点距離は2倍の50㎜で、最短撮影距離は25㎝なので、距離が取れない近くの被写体の撮影でもばっちりピントを合わせることができます。

SIGMA APS-C(DC)機用 おススメ単焦点レンズ

NikonやCanonなど超有名メーカーのサードパーティレンズとして名高いSIGMA。SIGMAにもAPS-C機があり、SD Quattrシリーズなどが人気です。そこでおすすめのレンズがSIGMA 30mm/F1.4です。

注目すべきは開放F値1.4!安価なモデルの多く開放F値1.8ほどですが、こちらの1.4はその1.8よりも格段に明るいです。キャノンのAPS-C機は焦点距離が×1.6なので、このレンズの標準域である48㎜とほとんど一致します。新品でも3万円台からとこの価格帯でF1.4を提供するのは驚異的です。Canonなどのカメラにも使用できるので、汎用性も魅力です。

SIGMA フルサイズ(DG)機用 おススメ単焦点レンズ

サードパーティレンズとして人気のSIGMAからおすすめの単焦点レンズがこちら。SIGMA 単焦点広角レンズ Art 35mm F1.4 DG HSMです。このArtシリーズの売りは圧倒的な描写性能です。解放F値は1.4で、35㎜とは思えないほどの非常に大きなボケを生み出すことができます。F1.4の明るいレンズなら、夜間のにもわずかな光を逃さず捉えて星空や夜景。蛍などもきれいに撮影することができます。

そして注目したいのはやはりお値段。新品でも10万円を切りますし。中古品なら6万円台から出回っています。ハイスペックなモデルでも価格を抑えられるのは、純正品にはないサードパーティ製の強みです。

まとめ

単焦点レンズは「焦点距離」専用、明るく、低価格

ここまででたくさんのレンズを紹介してきましたが、単焦点レンズの魅力がおわかりいただけたでしょうか。単焦点レンズは、焦点距離が一つでズームができないながらも明るく一眼レフらしいボケ感が出しやすいこと、そして何より価格が安価であるということが強みです。

ぜひ単焦点レンズで一眼レフらしい写真を気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。