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フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8の紹介
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8の性能をわかりやすく解説!
今回は、フルサイズ一眼レフカメラに取り付けるレンズの中からフルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14mm F2.8について紹介します。近年、SNSの普及と価格の下降によりその人気が非常に高くなってきた一眼レフカメラ。
そんな一眼レフカメラであるあるなのが、「最初に使っていたレンズに飽きてしまう」です。カメラに慣れてくると、色々な写真や映像を撮影したくなってきて、最初から付属しているレンズに空きが出てくるんですよね。そこでフルサイズ位置がレフカメラ用の新しいレンズの購入を考えているあなたにおすすめしたいのが、今回紹介する超広角レンズSAMYANG 14mm F2.8となります。
このレンズは、純正品だと非常に値段が高くなってしまうF値の低いレンズの中で、大変お求めやすい値段であることと、その広い画角とF値によって様々な活用法が可能であるという点で、セカンドレンズとして非常に魅力的な選択肢になり得る製品です。この記事ではそんな超広角レンズSAMYANG 14mm F2.8の特徴や人気の理由、長所や使用すると便利なアクセサリーについてまで、余すことなくわかりやすく解説します!
これからセカンドレンズの購入を考えている方や、この製品を購入しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
超広角レンズとF値2.8の描写する世界は特筆モノ!
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14mm F2.8の特徴は、何と言ってもその超広角レンズとF値を活かした描写力です。14mmは人間の目より広い世界を捉えられることから、描写したい景色を余すことなく捉えることができます。山登りの後、山頂からの景色を撮影する際や、都会の高層ビル群をローアングルから撮影する際には活躍すること間違いなしです。
またこのレンズは、2.8というF値を活かして星空を綺麗に撮影することが可能となっています。その広い画角と相まって星空と景色を両方撮影することが可能なこのレンズは、星空マニアが使うレンズとしては非常に良いチョイスと言えます。つまり画角の広さと、開放値の低さがSAMYANG 14mm F2.8の特筆すべき能力です。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8はなぜ人気なのか?
超広角レンズとF値の明るさの組み合わせが絶妙なバランスである
続いて、フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14mm F2.8の人気の理由について紹介します。その理由とは、超広角レンズとF値の明るさの組み合わせが絶妙であるからです。前述の通り、超広角レンズが最も活躍するシーンは星空の撮影の時です。星空の撮影をする時は、星を綺麗に写すためにF値が低いレンズを使用する必要があります。SAMYANG 14mm F2.8の開放値は2.8であり、星たちの光を取り込むのに十分な性能です。超広角レンズをしよして星空を撮影すると、夜空にはこれだけ星があるのかと神秘的な気持ちになることができます。
星空の撮影以外にも、被写体に近寄りながら背景をぼやかして写すことができたりと、そのF値と超広角レンズを活かした様々な撮影が可能です。このF値とレンズのバランスの良さがSAMYANG 14mm F2.8の人気の秘密となります。
SAMYANG 10mm F2.8との違い
比較されることが多いSAMYANG 10mm F2.8との違いを紹介します。 2つのレンズの違いは、価格とその画角の広さです。1つずつ詳しく見ていきましょう。まずは価格です。価格ドットコムによると、SAMYANG 14mm F2.8の価格は34641円〜であるのに対し、10mm F2.8は38520円〜となっています。
2つを比較すると約3000円ほど10mm F2.8の方が高いことがわかります。続いてその画角の広さです。10mm F2.8の方が14mm F2.8よりも広い角度を写すことができます。ですので星空や景色の撮影などで、より広い画角を撮影したい方は10mm F2.8を購入するのがおすすめです。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8の長所
各種マウントに対応
1つ目の長所は各種マウントに対応していることです。SAMYANG 14mm F2.8はどのメーカーのカメラにも対応しており、自分が使っているカメラのメーカーに合わせてレンズを購入することができます。ここで注意して欲しいのが、1つのレンズがどの機種にも対応しているわけではないことです。Canon用のSAMYANG 14mm F2.8、SONY用のSAMYANG 14mm F2.8という風にレンズは分かれています。
どのカメラでもこの製品を使用することは可能ですが、購入する際は自分が使用しているカメラに合っているSAMYANG 14mm F2.8を選択しましょう。
抜群のコストパフォーマンス
2つ目の長所は抜群のコストパフォーマンスです。F値の低い広角レンズは純正品を購入すると、非常に高いお金がかかります。例を挙げて比較すると、Canonの単焦点広角レンズ EF14mm F2.8は約23万円です。(価格ドットコムより) Nikonの同型レンズも約20万円と、純正品を購入すると莫大なコストがかかることがわかります。
しかし、SAMYANG 14mm F2.8の価格は約3万4000円と、およそ6分の1の価格で購入することができます。この圧倒的なコストパフォーマンスがこのレンズの強みです。
キレのあるシャープな解像度
3つ目の長所はキレのあるシャープな解像度です。超広角レンズでありながら、絞りの程度に関わらず高解像度をキープできるのがこのレンズの長所です。他の広角レンズだと絞り値を下げていくと解像度が低くなるということがあるのですが、SAMYANG 14mm F2.8はそこの落差がなく、どの絞り値でも安定して高解像度をキープすることが可能です。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8の短所
レンズに個体差がある
1つ目はレンズに個体差があることです。このレンズは距離目盛のあたりに個体差があるようで、ハズレに当たってしまうと広角レンズという特性上非常にピントが合わせづらいということが起こります。もしハズレを引いてしまった方は、純正レンズの値段のおよそ6分の1であるので、当たり個体が出るまで買い直すという手段もありかもしれません。
やや歪みが出る
2つ目の短所はやや歪みが出ることです。レンズ自体に歪みがあり、平面を撮影する際は、歪み補正を使用しない場合かなり画像が湾曲します。しかし、AdobeのLightroomなどの補正ソフトを使えば、問題なく修正が可能です。このレンズを購入するのであれば、純正品レンズとの差額でAdobeのソフトを契約することをおすすめいたします。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8の便利な機能
SAMYANG 14mm F2.8の便利な機能を2つ紹介します。
使いこなせれば上級者のマニュアルレンズ
1つ目はマニュアルフォーカス機能です。このレンズはオートフォーカス(AF)に対応しておらず、マニュアルフォーカスのみになっています。そのため、手動で焦点を合わせる必要があり初心者には少し難易度の高いレンズです。
しかし、マニュアルフォーカスのみであるということは、自分の好みに合わせて調節しやすいということを意味します。また、カメラの腕を向上させたい方は、マニュアルフォーカスを使用した方がオートフォーカスのレンズを使用するよりも上達が早いです。カメラ上級者を目指す方、好みの撮影方法を追い求めたい方にとって、マニュアルフォーカスのこのレンズは非常に便利と言えます。
一体型のレンズフード
2つ目の便利な機能は、一体型のレンズフードです。レンズフードとはレンズを衝撃から保護してくれたり、撮影の際にレンズに余計な光を入れないようにしてくれたりする部品です。一般的にレンズフードは別売りで販売されており、それなりに値段もします。しかし、SAMYANG 14mm F2.8には初めからレンズフードが付いているので、後から購入する必要がなく非常に便利です。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8の活用法
星空の撮影に最適
1つ目は星空の撮影です。何度も書いていますが、このレンズを使えばその広い画角と開放値のバランスによって、星空の撮影を満足に行うことができます。通常の広角レンズと違う超広角レンズの画角を利用して、星空のみでなく星空×?というような様々なものを掛け合わせた撮影を楽しむことが可能です。
ローアングルからの建物撮影に
2つ目の活用法は、ローアングルからの建物撮影です。こちらも前述ですが、このレンズを使用してローアングルからの高層ビル群などを撮影すると、その広い画角によってビルたちが覆いかぶさってくるようなとても迫力のある写真を撮影することができます。街の風景を下から撮影する際は、超広角レンズをおすすめです。
夜景の撮影に
3つめの活用法は夜景の撮影です。その絞り値の幅と広い画角によって、あなたが一望している夜景を余すことなく写真に収めることができます。レンズ自体の解像度が高いので、街の光がにじむ心配もありません。夜景の撮影の際は、SAMYANG 14mm F2.8がとても活躍してくれること間違いありません。
おススメアクセサリー
SAMYANG 14mm F2.8におすすめのアクセサリーを3つ紹介します。
レンズケース
1つ目は、レンズケースです。カメラのレンズは非常に衝撃に弱いので、レンズケースに入れて落とさないように持ち運ぶことをおすすめします。おすすめのレンズケースはaostaの テレレンズケースです。
レンズキャップストラップ
2つ目はレンズキャップストラップです。レンズを守るためにレンズキャップはほぼ必須です。レンズキャップを購入する際は、ストラップ付きのものをおすすめします。レンズキャップは意外と落として無くしてしまうことが多いので、ストラップ付きのものを購入して無くさないようにしましょう。
赤道儀
3つ目は赤道儀です。聞いたことのない方のために説明しますと、赤道儀とは星の日周運動(東から昇って⻄へ沈んでいく動き)と全く同じ速度で回転する機構を持った機材のことです。これにカメラを乗せると、星がぼやけずに点として写ります。星空の撮影のためにこのレンズを購入する方にはうってつけのアクセサリーですね。赤道儀には天体望遠鏡用ののものとカメラ用のものがあるので、購入する際は注意しましょう。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8に関するQ&A
レンズフードは外せますか?
答えは「No」です。固定式になっています。レンズフードは固定式になっているので、無理に取り外そうとしたりしないでください。故障の原因になります。
フルサイズ機で使用した場合、焦点距離はどの程度になりますか?
答えは「機種による」です。このレンズを取り付けるカメラによって焦点距離は変化しますので、ネットで調べてみるか、使いながら覚えていくのが良いです。
どのメーカーのマウントに対応していますか?
EF、A、AE、Kマウントに対応しています。SAMYANG 14mm F2.8は各種メーカーのマウントに対応していますので、自分が使用しているカメラのマウント対応したレンズを購入してください。
フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14㎜ F2.8をおススメする理由まとめ
超広角レンズが破格のコスパで手に入る
今回は、フルサイズ用超広角レンズ SAMYANG 14mm F2.8についてレビューしました!このレンズの人気の理由から活用法、アクセサリーまで様々なことを知っていいただけたと思います。14mmという超広角レンズが破格のコスパで手に入るこのレンズは、非常に試してみる価値のあるレンズです。特に星空を撮影しようと思っている方にはとてもおすすできるレンズとなっています。
MFを使いこなせば上級者への第一歩に
さらに、このレンズの尖った特徴であるマニュアルフォーカスを使いこなすことができるようになれば、カメラの腕を上達させることができ、上級者に近づくことができます。是非もう一歩先の撮影をしたくなったカメラ中級者の方々や星空をはじめとした景色を撮影するためのレンズが欲しい方は、SAMYANG 14mm F2.8の購入を検討してみてください!その際はぜひこの記事を読み返してみてくださいね。